可能性を広げ自分らしい未来を創る
十文字の3つのコース
十文字高校では3つのコース制により、より個性を伸ばす教育に取り組んでいます。特色が異なるそれぞれのコースで、自分らしくいられる学びを通じ、こだわりを持ちながら可能性を広げ、将来のキャリア=自分色の"My Story"を描きます。


リベラルアーツ紹介動画
特選コース紹介動画
自己発信コース紹介動画
リベラルアーツコース
目標
幅広い知識に触れ、
創造力を高める
特徴
高2、高3では自らの
専門性に応じて
多様な科目選択
こんな人に
おすすめ
幅広く学び、
将来の可能性を
広げたい人
幅広く学ぶことで将来の可能性を広げ、
新たな価値を創造する
生徒一人ひとりが自分らしい未来を描けるよう、可能性を広げるカリキュラムが特徴的です。
選択科目だけでなく、希望性のプログラムも多数用意されており、幅広い知識だけでなく専門性も高められるよう設計されています。
特徴①多様な選択科目を通じて、
興味関心を広げ、深める

1年次は国語・数学・英語など、言語の中心となる科目に加え、芸術や体育など幅広い科目を学んでいきます。一方、2・3年次は文系・理系を明確にわけず、必修科目の多くを選択することで、自らの進路を切り拓きます。必修科目のうち約半分が選択科目。広げた興味をさらに広げるもよし。見つけた関心を深めてもよし。体育や芸術の実技を高3次にとるもよし。進路について教員と一緒に検討しながら、自らの進路を創造し、設計していくことができます。
選択科目の例
- 高1選択科目:芸術選択のみで、文系志望・理系志望に関わらず幅広く履修
- 高2選択科目:世界史探究・日本史探究 or 化学/物理/生物/演習 から6単位選択
- 高2選択科目:芸術選択Ⅱ・小論基礎 or 数学Ⅱ から4単位選択
- 高2選択科目:古典探究 or 数学B・C から4単位
- 高2選択科目:政経 or 古典探究 or 数学ⅠA演習 から2単位
- 高3選択科目:必修科目+自由選択科目が21単位
特徴②多様な交流や学びを促し、
自らの価値を創造する

多様な価値観・多様な進路目標を持った生徒が集まるリベラルアーツだからこそ力を入れている取り組み。それは、幅広い社会問題に目を向け、世界各国の人々と交流しようとする姿勢を育む、自らの夢へつなげるプログラムです。高1次は、SDGsに取り組む都内の複数企業から1社選択し、実際の活動を見学。その後、グループにて活動を振り返り「自分たちなら何ができるのか」を探究する「社会問題スタディーツアー」を実施。また、高2次は、日本に留学している大学生・院生と英語で探究活動を行う「グローバル交流プログラム」を実施し、社会が抱える問題について、世界各国の人々と考えを共有することで価値観を広げ、答えのない問いを深く探究します。ほかにもボランティアの照会、希望制のプログラムを多く用意し、自らの価値を自ら創りあげていきます。
令和6年度の実施の例
- 高1全員:社会問題スタディーツアー(伝統・障がい者雇用・医療・テクノロジー・プラごみ・森林保全など)
- 高2全員:グローバル交流プログラム(チュニジア・パキスタン・エジプト・スリランカなど約30か国の学生と交流)
- 希望者:子どもスキップらんらん団(近隣小学校への学童保育のボランティア)
- 希望者:アチーブイングリッシュキャンプ
- 希望者:幼稚園体験実習
- 希望者:連携・協定大学での特別プログラム
カリキュラム例
特選(人文・理数)コース
目標
学びを深め
より高い夢に
向かって挑戦する
特徴
1年次から文理
選択、より専門性の
高い授業
こんな人に
おすすめ
こつこつと
学びを積み上げ
より上位大学を
目指したい人
高校入学時から文・理にわかれることで、
より実践的な学びにつなげる
高校入学時に、人文特選コース・理数特選コースにわかれることで、難関市立大・国公立大の一般選抜で勝負できる学力を身につけます。
1・2年次で基礎、3年次からは演習科目と、3年間を通し実践的な授業を展開します。
特徴①自主性を尊重する
学び場の提供

学習することを自ら選び、高めようと目標を設定した特選コースの生徒たち。そんな生徒たちがより「前のめりに」学習と向き合えるよう、さまざまな学びの場を提供しています。学習方法について共有し合える「Viva・リポ」や、平日夜間や日曜日に自宅にいながらともに刺激を受けあえるオンライン自習室「Mana・Viva」。教室には、昇降デスクやホワイトボードを設置することで、学び合いを促します。目標というものは往々にして、自らの現在地よりも高いところに設定されているでしょう。コース全体で一致団結し、目標達成に向かって自らを高めていきましょう。
選択科目の例
- Viva・リポ:特選コース内で学習方法やおすすめのイベントの共有・励ましあいを促すグループチャット
- Mana・Viva:平日夜間や日曜に自宅にいながらお互い刺激を受けあえるオンライン自習室
- 昇降デスク:自らの体調に合わせたり気分転換をしたりしながら学習できる専用デスクを配置
- ホワイトボード設置:いつでも教えあいができるよう、全教室前にホワイトボードを設置
PICK UP自主性を尊重する
実践的な学び

大学進学に向けて、基礎学習に取り組むだけではなく、身に付けた知識を活用することや実際に体験することも大切にしています。人文特選では、小論文コンテストに応募したり、理数特選では科学博物館の見学会を行ったりと、日々の授業で得た知識を実学として実践する場面や、実際に目にする機会を授業内以外にも設けています。
また、同じ興味関心を持った生徒たちが集まったクラスであるため、お互いに教え合い、説明し合う機会が多くあり、自然と高い理解を得られる主体的な取り組みが行われています。

日常のあるあるをきっかけに、身近な問題を「自分ごと」として捉え、解決するための策を考えます。実現性にこだわりながら商品開発を行うことで、新しい一歩を踏み出す主体性や行動力、他者と協働しゼロから価値を創造する力を身につけます。

日々の学びと社会とのかかわりに目を向けることも重視し、博物館・研究所見学なども行っています。授業で得た知識・技能を活用、実学として実践する場を体感することで、大学進学のその先を見据えた内発的動機付けを高めます。
令和5~6年度に実施した見学先
- JAXA筑波宇宙センター
- 国立科学博物館
- 東洋文庫ミュージアム
- 角川武蔵野ミュージアム
- 理化学研究所
- 日本科学未来館
- カナダ大使館
- 東洋大学赤羽台キャンパス
カリキュラム例
1年次、2年次で基礎を3年次からは演習科目を通して総合力を養います。
1年生 | 2年生 | 3年生 | |||
---|---|---|---|---|---|
人文 | 理数 | 人文 | 理数 | 人文 | 理数 |
国語 6 | 国語 6 | 国語 8 | 国語 4 | 国語 4 | 国語 2 |
地歴 2 | 地歴 2 | 地歴 8 | 地歴 2 | 保体 3 | 数学 4 |
公民 2 | 保体 3 | 保体 3 | 数学 8 | 芸術 2 | 理科 4 |
数学 7 | 数学 7 | 英語 8 | 理科 10 | 英語 8 | 保体 3 |
理科 6 | 理科 6 | 情報 2 | 保体 3 | 国演 4 | 芸術 2 |
保体 3 | 保体 3 | 探究 1 | 英語 6 | 地歴演 6 | 英語 8 |
英語 7 | 英語 7 | 選択 6 | 情報 2 | 選択 9 | 数演 6 |
家庭 2 | 家庭 2 | 探究 1 | 数演 6 | ||
探究 1 | 探究 1 | 選択 5 |
自己発信コース
目標
能動的な
学びを深め
発信力を鍛える
特徴
週4時間の
探究活動、
英語での発信
こんな人に
おすすめ
何か一つのことに
集中してそれを
探究したい人
週4時間の探究活動で能動的な学びを深め、
自己表現力を養う
自分の意見を持ち、さまざまな国の人々と力を合わせて社会をよりよく変えていく「チェンジメーカー」を育てることを目標としている本コース。
週4時間の総合的な探究の時間とネイティブ教員による英語の授業で、グローバルに発信できる力を磨きます。
特徴①答えのない問題に向き合う
J-Lab.

自己発信コースでは、最終目標である個人探究に向け生徒が試行錯誤し、探究思考を繰り返し学んでいます。その中で、週4時間の『総合的な探究の時間』、通称J-Lab.という授業を設けています。J-Lab.では、「マイプロジェクト探究」と「地域創生探究」を軸に、活動していきます。さまざまなグループワークを実施し、発表の技法だけでなく、対話を通して他者の意見を取り入れながら、答えのない問題に向き合い、考え方をより鋭く磨く経験を通して主体的に問題に立ち向かう姿勢を身に付けていきます。その際、高校生の意見だけではなく、実社会で活躍している大人の視点を取り入れるためにさまざまな方々と交流を持ち、社会をよりよく変えていける「チェンジメーカー」となることを目指します。
マイプロジェクト例
- 食用不可能な多肉植物の食用化に関する研究
- 人見知りな人の初対面におけるコミュニケーションの改善を目指した実践研究
- 成長期の女性アスリートにおける相対的エネルギー不足を解決するレシピ本の作成とお弁当の開発
- 女性の社会進出 ~日本とドイツの国際比較~
- The relationship between liberalism and community in America
- 小学生の自己肯定感の向上ができるようなサッカークリニックの提案と実践
- 家庭ごみの廃棄量削減に向けた土壌改善システムに関する考察
- The Relationship Between English Prefixes And Greek Mythology
地域創生探究例
- 2025年度 豊島区活性化プロジェクト「地域貢献メッセ in 中池袋公園」への出展
- 2024年度 巣鴨駅前商店街活性化プロジェクト ~巣鴨に若者を呼び込むためには~
- 2024年度 巣鴨駅前商店街活性化プロジェクト 駅前商店街コラボどら焼きの販売
特徴②ダブルネイティブによる
英語

自己発信コースの英語学習は、目的に応じた2つのクラス、English Communicationと論理表現で構成されています。English Communicationは、ネイティブ講師によるイマ-ジョン形式の授業。英語の環境に浸りながら、実践的な活動を通して発信力と適応力を育みます。論理表現は、ネイティブ講師と日本人教員のティームティーチングで、文法や英検対策を中心に学びます。英語の基礎をしっかり固めながら、論理的に考えを整理し、正確に表現する力を育てます。さらに学年ごとの体験型プログラムも充実させています。ブリティッシュヒルズ英語研修、英語ニュース番組の作成、個人探究の英語要旨作成とスピーチコンテストなど、「実際に使える英語」を身につけ、「グローバルパーソン」を目指します。
活動例
- 英語で自作の企業ロゴを説明
- 英語で俳句を作成・発表
- 社会問題や身近なテーマなど、多様な分野を英語でリサーチ
- 商品のデザインと魅力を英語でプレゼン
- 模擬TED風プレゼンテーション(講堂の大型スクリーンを活用)
- 英語を使ったグループディスカッションやインタビューテスト
- 高1:ブリティッシュヒルズ英語研修/イギリスやオーストラリアで人気のスポーツ体験
- 高2:ブリティッシュヒルズ英語研修/アンザックビスケットの調理実習/台湾の姉妹校訪問(修学旅行)
- 高3:英語ニュース番組の作成/個人探求の英語要旨作成とスピーチ
カリキュラム例
1年次からの探究学習で自らの興味・関心を深めるカリキュラムです。
1年生 | 2年生 | 3年生 |
---|---|---|
国語 4 | 国語 4 | 国語 4 |
地歴 2 | 地歴 2 | 保体 3 |
公民 2 | 数学 3 | 英語 8 |
数学 5 | 保体 3 | 自然科学 or 人文科学 8 |
理科 4 | 英語 8 | |
保体 3 | 情報 2 | 探究(J-Lab.) 4 |
芸術 2 | 自然科学 or 人文科学 8 |
選択 9 |
英語 7 | ||
家庭 2 | 探究 (J-Lab.) 4 | |
探究 (J-Lab.)4 |
選択 2 | |
J-Skill1 |
NEWS
J-Lab.探究発表会2025を実施しました!
2025/07/31
JUMONJI Change Maker Festa を開催しました!
2025/06/26
地域創生探究・巣鴨駅前商店街活性化プログラム
2024/06/18


友人との関わりと幅広い学びの中で視野が広がり積極性が磨かれた
リベラルアーツコースでは、クラスメイトの興味もスポーツ、芸術、海外、環境とさまざま。「総合的な探究の時間」でSDGsに関連のある事柄をリサーチして発表したときには、一人ひとり扱うテーマが違っていて面白かったです。耳にしたことのあるテーマであっても、友人の発表内容から新たな気付きが得られて勉強になりました。私は「地球温暖化」について調べたのですが、調べていくうちにそれまで知らなかった知識が吸収でき、自分なりの解決策を考えて発表できたのも良い経験だったと思います。十文字高校の先生方、友人たちのおかげで積極的な自分になることができ、現在は吹奏楽部や生徒広報委員会、級長などさまざまな活動に積極的に取り組んでいます。これからも視野を広げ、何事も貪欲に自分の糧にしていきたいです。
リベラルアーツコース 新2年生 K.Yさん


学力アップにとどまらず実践に即した学びも経験できる
雑誌の編集者になるという夢があったこと、高校でも勉強に励みたいと考えたことが人文特選コースを選んだ理由です。特選コースは、難関校受験を意識したカリキュラムになっていますが、ただ学力を上げるのではなく、身についた知識をどう応用するのかも重要視されていると感じています。学びの成果発表の場の一つに小論文コンテストがあり、見識を深める機会としてキャリア講座や裁判傍聴、大学の授業体験などが設けられています。学んだことをしっかり生かせたという達成感が得られたり、今の学びが今後どう生きるのか、どういうキャリアを描けるのかを知って視野が広がったり。机の上の勉強だけでは得られない学びが多くありました。その中で徐々に将来の方向性が変わり、今は大学で経営学を専攻したいと考えています。受験をゴールとするのではなく、明確な目的意識を持って学べるようになりました。
人文特選コース 新2年生 Y.Sさん


勉強の「なぜ」を共に追究できる友人たちの存在
早期から難関校進学を見据えた学習ができ、得意な理数系科目を伸ばしていけると考え、理数特選コースに進学。私は中学校時代から公式を丸暗記することに抵抗感があり、成り立ちを知って学習に生かしたいと考えるタイプでした。ですが、なかなか同じような関心を持ってくれる友人がおらず、一人では勉強の疑問を解決できずに悩むことが多くありました。特選コースでは、授業内で「こんな解き方はどう?」と解法について生徒同士で議論する機会が設けられています。同じ温度感で勉強に取り組む友人たちの存在に心強さを感じ、思いもよらない意見の数々に刺激を受ける毎日です。おかげで授業が楽しみで仕方なく、学習への探究心も深まるばかりです。「楽しい」という感覚が学習への積極性につながっているので、今後もその感覚を忘れずに、学びを掘り下げていきたいと思います。
理数特選コース 新2年生 S.Kさん


興味のある分野を掘り下げ「伝える力」を身につける
自己発信コースを志望したのは、自分の好きなことを探究し、そのスキルを最大限伸ばしていける点に惹かれたからです。私は英語に興味があり、特にスピーキングに力を入れています。会話力の向上はもちろん、自分の意見を明確に伝えられるようになりたくて、ネイティブの先生と積極的に会話したり、校内のスピーチコンテストに参加したりしています。コースの学びで印象深かったのは、クラス全員で「SDGs探究AWARDS」という外部のコンテストに出場したこと。世界規模の問題だけでなく、身のまわりの出来事にも焦点を当てた発表で、SDGsを身近なものとしてとらえられるようになりました。将来は、多くの国を訪れ、さまざまな国籍の人々と交流できる仕事に就きたいと考えています。そのために英語を深く学ぶことはもちろん、中国語、フランス語など多様な言語を身につけて、どんな場所でも自分の考えをしっかり伝えられるようになりたいです。
自己発信コース 新2年生 K.Mさん