進路・進学
ステップアップしながら将来を切り拓く
十文字のキャリア教育
2023年度大学入試結果
一人ひとりの個性を活かした多様な進路を実現しています!
2023年度春 主要大学合格実績
国公立大学 | |||
---|---|---|---|
東京医科歯科大 | 1 | 弘前大 | 1 |
東京外国語大 | 1 | 秋田大 | 1 |
東京農工大 | 1 | 埼玉大 | 1 |
北海道大 | 2 | 電気通信大 | 1 |
富山大 | 1 | 帯広畜産大 | 1 |
埼玉県立大 | 1 | その他公立大 | 2 |
主要私立大学 | |||
---|---|---|---|
早稲田大 | 7 | 立教大 | 20 |
慶應義塾大 | 7 | 中央大 | 6 |
上智大 | 4 | 法政大学 | 12 |
東京理科大 | 13 | 学習院大学 | 5 |
明治大 | 13 | 日本女子大学 | 9 |
青山学院大 | 3 | 東京女子大学 | 14 |
卒業生の合格体験談・応援メッセージ
社会で活躍する卒業生
個性や多様性を尊重する十文字の校風が
社会を変えたい思いの原点に
株式会社 Rebolt 代表/下山田 志帆さん
株式会社 Rebolt 代表/内山 穂南さん
自分らしい夢や生き方を見つけてほしい
豊島区 区議会委員 早稲田大学出身
宮崎 けい子 さん
自分らしい夢や生き方を見つけてほしい
豊島区 区議会委員 早稲田大学出身
宮崎 けい子さん
中学受験が終わった反動で遊びに夢中になり、中学時代の成績は下降の一途。
そんな私を変えてくれたのが、中3の時に出会った友人でした。勉強もできてクラスでひときわ輝いていた彼女。
そんな彼女にだんだんと「負けたくない」という気持ちが芽生え、猛勉強を開始。すると、勉強だけでなく学校での生活がどんどん好きになり、思い切って行動できるようになり、生徒会で中心的役割を担ったり、クラスメートから頼られることも増え、とてもうれしくなったのを覚えています。
その彼女とは、時には喧嘩もしたのですが、切磋琢磨し合う存在となり、今でも仲良くしています。彼女と出会えた奇跡に感謝しています。
大胆になれた十文字での6年間があって今があると感じています。大学卒業後は、「男女関係なく同等に働きたい」と、総合職として就職をしましたが、実際は男女平等ではなく、生きづらさや違和感がたくさんありました。「女性が生きやすい社会をつくる必要があり、そのためには政治家にならなければ」と決意し、区議会議員に立候補し当選しました。これからも長いものには巻かれず、自らの信念に従って行動していきたいと思っています。
これからの時代は、今まで以上に既成の価値観が崩れていくと思います。レールに乗って進むのではなく、自分らしい夢や生き方を見つけていってほしい。そのように願っています。
試行錯誤し粘り強く取り組んだ経験が土台となる
株式会社朝日新聞社EduA 編集部 勤務 北海道大学出身
森泉 萌香 さん
試行錯誤し粘り強く取り組んだ経験が土台となる
株式会社朝日新聞社EduA 編集部 勤務 北海道大学出身
森泉 萌香さん
朝日新聞で教育関係の記事を担当しています。入社後しばらくは全国転勤も多く、事件・事故から行政・選挙取材まで幅広い経験をしてきました。
ハードな取材に心が折れそうになることもありましたが、出産を機に教育関連の部署に異動し、現在に至ります。十文字での中高時代を振り返れば楽しい記憶ばかり。
なかでも積極的に取り組んだ生徒会活動は思い出深いです。当時の生徒会では校内トイレの改革に取り組み生徒会の仲間と試行錯誤し、学校を巻き込んで達成したやりがいは今でも忘れられません。
女子校育ちはよく活発な印象を持たれます。その中でも十文字の生徒は「パワフル」。自分の意志をしっかりと持ち、粘り強い気持ちを持っている生徒が多いです。
私たちの頑張りを認め、気持ちをのせてくださる先生方のサポートも大きく影響していると思います。
自身も今、意志を持って仕事に向き合えるのは、十文字で培われたマインドが根底にあると思います。卒業から長い時間が経ちましたが、いまだに学校を訪問すると、気合いのスイッチが入ります。
育児と仕事の両立は大変ですが、その経験も生かしながら、子どもたちが輝ける社会に貢献できるような記事を書き続けたいと思っています。
あたたかい地元巣鴨に根付き歴史を守り続ける
元祖塩大福 有限会社 みずの
水野 綾 さん
あたたかい地元巣鴨に根付き歴史を守り続ける
元祖塩大福 有限会社 みずの
水野 綾さん
なによりものびのびと学ぶことが出来た学校生活でした。部活動では水泳部に入り、バタフライで豊島区の大会に出場したことも良い思い出として残っています。
卒業後は巣鴨信用金庫に勤務し、その後、縁あって「みずの」の主人と結婚してお店を切り盛りすることになりました。主人の姉と母、そして母の姉妹も十文字の卒業生で、まさに十文字ファミリーの素敵な縁を感じています。現在に至るまで、地元巣鴨に根付いた仕事を続ける中で、地域とのあたたかいつながりを感じる毎日です。
「みずの」では名物である塩大福を始め、季節に合わせたさまざまな和菓子を多くのお客様にお届けしています。歴史ある味を守り続けることは簡単ではありませんが、皆で協力し合い、試行錯誤を続けています。これからは女性の活躍が求められる時代です。一度しかない学生時代、さまざまなことに興味を持って、仲間たちと共にたくさん学んでください。夢と希望を持って、未来に向かっていって欲しいと願っています。
挑戦することで新しい世界につながっていく
東京医科歯科大学 医学部保健衛生学科 看護学専攻
富田 妃南音 さん
挑戦することで新しい世界につながっていく
東京医科歯科大学 医学部保健衛生学科 看護学専攻
富田 妃南音さん
日常がとにかく楽しくて仕方なかった女子校生活。こだわっていたのは、大好きな読書を続けることでした。卒業時に図書館で借りた本のリストを紙でもらえるのですが、私は高校3年間で200冊以上の本を借りていたようで、そのリストが同級生よりもとても厚かったことを覚えています。楽しくて続けていた読書ですが、英語の授業から国境なき医師団に興味をもち、図書館で関連する書籍を読んだり、看護学について探究したりと、目標設定の土台になったことは間違いありません。
中高生のうちは、「何かを続ける」「新しいことに挑戦する」ことがとても大事だと思います。興味がなかったことでも、今までやってきたこととつながったり、新しい世界につながったりするかもしれない。私は実際、友達に誘われた縁で、それまでまったく興味のなかった能楽部に入部しました。
もともと好きだった古典の世界を広げるだけでなく、新しい仲間、親友にも出会うことができました。現在は看護学を専攻し、専門科目だけでなく、教養科目や情報工学なども勉強しています。
今後は自分なりの看護師像を固めつつ、手術室看護師やグローバルに働くという大きな目標をもって進んでいきたいです。
世界的課題に取り組まなければならない現代、
女性の活躍が必要です
慶應義塾大学総合政策学部教授
Federated Hermes EOS 上級顧問
白井 さゆり さん
世界的課題に取り組まなければならない現代、
女性の活躍が必要です
慶應義塾大学総合政策学部教授
Federated Hermes EOS 上級顧問
白井 さゆりさん
新型コロナウイルス感染症が発生して以降、世界は医療、環境、経済、格差など沢山の問題が顕在化しています。しかしそれは同時に、オンラインビジネスやIT・AIの利用を一段と進めるきっかけとなり、世界とのつながりが深まるきっかけともなっています。世界的課題に一緒に取り組もうという国、市民団体、若者も増えています。企業も目先の利益の最大化ではなく世界的な課題に貢献するサステイナブルなビジネスモデルへと変換する経営が問われています。こうした大きく変わる世界情勢の中で、研究者として何ができるのか常に自問自答しながら活動を行っています。
盆栽の魅力、世界に発信したい
彩花流盆栽家元・清香園5代目
山田 香織 さん
盆栽の魅力、世界に発信したい
彩花流盆栽家元・清香園5代目
山田 香織さん
盆栽の仕事は腕力を必要とすることもあり、伝統的に男性社会です。でも、そんな世界だからこそ、女性ならではの視点を大切にし、女性であるということを強みに変え、やりがいを感じながら仕事をしています。その思いが生まれる根底にあったのは、自立した女性を育てることを志し、近代的な女子教育を実現していかれた、十文字こと先生の教えでした。皆さんもいろいろな場面で、力を発揮して活躍して欲しいと思います。次の私の目標は、盆栽の魅力を世界に発信していくことです。「身をきたへ 心きたへて 世の中に 立ちてかひある 人と生きなむ」という校歌を心に刻み、自彊術で鍛えたパワーもまだまだ健在ですので、さらに頑張ろうと思っています。
スポーツをプラットフォームに
多様な人々が共に生きていける社会を目指して
成城大学文芸学部 専任講師
成城大学スポーツとジェンダー平等国際研究センター 副センター長
野口 亜弥 さん
スポーツをプラットフォームに
多様な人々が共に生きていける社会を目指して
成城大学文芸学部 専任講師
成城大学スポーツとジェンダー平等国際研究センター 副センター長
野口 亜弥さん
高校在学中はサッカー部に所属し、3年間友人たちと素晴らしい高校生活を送ることができました。卒業後、体育・スポーツを専門に学び、海外(アメリカ、スウェーデン、ザンビア)で約5年間生活しながら、スポーツの「勝利」や「上手くなること」以外の可能性を探る楽しさを感じるようになりました。帰国後、社会課題に対するスポーツの役割を探究するこの分野を専門としてキャリアを積むことを決心し、スポーツ庁に2年半務めた後、今は大学教員として、スポーツを通じた社会課題の解決(特にジェンダー・セクシュアリティが専門)をテーマに研究・教育活動を行っています。スポーツを通じて社会課題の解決に取り組む企業や非営利団体の事業にも関わっています。
新たな挑戦へ
埼玉県新座市立小学校教諭
篠原 杏莉 さん
新たな挑戦へ
埼玉県新座市立小学校教諭
篠原 杏莉さん
私は、小学校で音楽の教員をしています。学年が上がるにつれて、できることが増えていく子どもたちの姿を見るのがとても楽しく、充実した日々を送っています。今は、コロナ禍で活動が制限されています。その中で、自分ができることを考え、音楽づくりやリモート合奏などを行い、「音楽ができる過程を楽しむ」という新たなことに挑戦しました。今、臆することなくいろいろなことに挑戦しようと思えているのは、十文字で過ごした日々があったからです。部活でマンドリンを演奏する・体育祭の運営をする・クラス全員で劇を作り上げるなど、たくさんのことに挑戦することができた学生生活でした。これからも、子ども達とともにたくさんのことに挑戦していければと思います。