中学校の教育内容

中学・高校の学び

それぞれの学年にあった学びで、可能性を切り拓く

これからの人生の土台となる3年・6年間の学校生活。
基礎づくりから応用力の育成まで、
自分らしい未来を描くためにステップアップできる環境が十文字にはあります。
仲間と共に学び、数々の経験を重ねて、一人の人間として大きく成長しましょう。

カリキュラム

中学1年生

学ぶ楽しさを知る×視野を広げる

中高6年間での学びを実りあるものにするために、中学1年生では学ぶ楽しさを知り、学習習慣を確立します。習熟度別や少人数授業・個別最適化授業で、生徒一人ひとりのレベルに合った授業を展開。5教科のバランスを重視したカリキュラムで、基礎学力の定着を図ります。
中学校に入学すると、これまで知らなかった新しい世界との出会いの連続があります。新たに出会う仲間や先生、そして十文字ならではの多彩なプログラムや行事、クラブ活動が自分の視野を広げます。中学1年間で新たな世界を知り、自分の興味関心の広がりを実感しましょう。

カリキュラム

1年生
国語 6(書写1) 美術 2
社会 4 英語 7
数学 5 技術・家庭 2
理科 4 道徳 1
保健体育 3 学活 1
音楽 2
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中学2年生

関心を深める×実践につなげる

「好き」や「もっと知りたい」という感情が、学びの原動力です。十文字では生徒の学ぶ意欲を尊重します。さまざまな学びの機会を通じて広がった視野をもとに、興味のあることを追究し、熱中する楽しさを味わいましょう。何かに没頭した時間は、これからの人生でかけがえのない経験になるはずです。
勉強して得た知識を実践に活かすことで、より理解が深まります。考えたことや学んだことを実行する挑戦力を育む1年間に。失敗を恐れずに挑戦をして、自分だけの学びを手に入れましょう。

カリキュラム

2年生
国語 5 美術 1
社会 5 英語 7
数学 6 技術・家庭 2
理科 4 道徳 1
保健体育 3 学活 1
音楽 2
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student's voice 1年生

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中学3年生

将来に向けて応用力を身に付ける×学びを発信する

中学高校6年間の折り返し地点である中学3年生。なりたい未来の自分に向けて、さらなる応用力を身に付けます。中学校2年間で培った基礎学力を礎に、「わかる」から「できる」を可能にする教育で、高校での学びへの橋渡しをスムーズにします。
社会を生き抜く上で、自分の考えや意見、調べたことを人に伝える力は不可欠です。中学3年生では、自ら調べたことを発信し、さらに理解を深めることを目指します。人に分かりやすく伝えるためにはどう表現すればよいのかを工夫し、発信力を鍛えます。

カリキュラム

3年生
国語 6 美術 2
社会 5 英語 7
数学 6 技術・家庭 2
理科 4 道徳 1
保健体育 3 学活 1
音楽 1
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student's voice 1年生

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各教科の取り組み

英語

自分の思い描く未来に世界地図を広げよう

文化や言語の壁を越えて世界の人達とつながってほしい、自分の思い描く未来に日本地図だけでなく世界地図を描いてほしい。そんな想いを込めて、私達は日々授業を行っています。「英語A」の授業では、少人数クラスで丁寧に指導し、こまめな小テストや日々の課題を通して基礎力を固めていきます。「英語B」では主に英検対策を行っています。級別にクラス分けをし、個々の目標に応じた授業で合格への意欲を高めます。また、「英会話」の授業を通して発信力養成にも力を入れ、楽しみながら将来につながる英語力の基礎を育みます。

英語

数学

独自の個別最適化プログラム(J-PALM)で確かな学力と数学的思考力を育成

本校数学科独自の個別最適化学習プログラム J-PALM(Jumonji personalized Active Learning in Mathematics)を実施しています。生徒一人ひとりの理解度・習熟度に合わせた個別最適化をICT(Libry)を活用して効率化し、確かな学力を習得します。単元導入では一斉授業による興味付けを行います。その後、一人ひとりが学力や進路希望に応じた目標設定と計画書の作成を行い、計画・管理・修正を繰り返しながら自己調整学習力と数学の知識技能の習得を目指します。習得した知識技能を活用し、日常の課題を数学的視点から考察します。

数学

国語

他者の考えを理解し、意見を的確に表現する力を養う

生徒一人ひとりが豊かな語彙力を持ち、他社の考えを理解し、自分の意見を的確に表現する力を養います。授業や読書を通じて自分の考えを言葉で表現する機会を設け、さらに創作を通じて豊かな感性を育みます。本校編集の「表現の楽しみ」を使用して、正確に読み取る力、論理的に考える力、書く力を育て、成長段階に合わせた良書を定期的に選んで読書指導を行い、古典も身近なものとして「心」を楽しむ授業を進めています。

国語

理科

自分自身で発見し、解決する力を養う

日常生活や学校生活の中で見つけた「なぜ?」という自然科学の疑問に対し、生徒自身の力でその疑問を解決するための考え方や方法を身につけていきます。特に中学では、 実物から学ぶことを大切に、実験・観察を通して自然科学の基礎基本の定着を目指します。上野動物園の協力のもと1年生で行っている動物の形態・行動観察では、疑問の 発見、考察、発表といった一連のグループ活動を通した、論理的思考力と自己発信力を育成する本校独自のプログラムとして毎年実施しています。また、4つの実験室には プロジェクターを完備、画像や映像を利用し学びの深化に活用しています。

[ 理科の6年間の学び ]

Ⅰ期(1年・2年)

実験・観察を通して科学に親しみ、現象を論理的に捉えるために必要な基礎力を育成し、科学的な目線で考察する力を養成する。

Ⅱ期(3年・4年)

自然現象に関する疑問について自身の手で解決するための考え方や方法を修得する。

Ⅲ期(5年・6年)

自然現象を、科学的な視点で分析し、論理的に考察する力を養成する。

理科

社会

事実を理解し、知識を正しく利用する力を育てる

1年生(地理)では「世界の中の日本を知ること」を目的に、日本が、世界の中でどのような存在かを知るため、世界地理を中心に学びます。全世界から1カ国(地域)を選び、レポートを作成します。2年生(歴史)では「過去の事実を見つめること」を目的に、日本の歴史を軸に、世界で起きた過去の事実について学びます。歴史上の人物・事件・史跡などからテーマを決め「歴史新聞」を作成します。3年生(公民)では「現代に生きる人として考えること」を軸に日本の政治・経済と国際社会の基本構造について学びます。世界の現状からできることは何かを考え、発信する力を育てます。教室の授業以外にも、夏休み校外学習(中学生希望者)と裁判所見学(3年生希望者)を実施しています。

社会

音楽

想いを表現し相手に伝えようとする心

音楽

音楽では、歌唱、器楽、そして音楽史を取り上げ、授業を行っています。歌唱では、女声2部合唱や合唱コンクールで演奏する曲を中心に、ハーモニーを意識して歌唱することを目指し、曲の持つメッセージを伝えられるよう練習していきます。
器楽では、アルトリコーダーを用いて難易度の高い曲を演奏し、様々な奏法を身につけます。そして音楽史では、生徒自身が作曲家について調べ発表し、あらゆる時代の曲に触れることで、音楽への理解を深めていきます。このような活動を通し、自分が感じたことや思いを表現し相手に伝えようとする心、音楽を愛好する豊かな心を育てていきます。

美術

美術を愛好する感性を養う

美術

美術の特徴としては、基礎の部分を一人ひとり丁寧に指導するということを心がけています。課題は進級するにつれ難易度を上げていき、徐々にステップアップしていけるような課題にしています。他人の良さに気づける感性を持った人間、人の気持ちがわかる人間を育てたいと考えて指導しています。自分の良さだけではなく、友達のいいところなどに気づきやすい課題を考えており、作品ができた段階でお互いに評価したりもしています。学校のいろいろな場所で、同じクラスの作品だけではなく、先輩の作品もたくさん展示しており、来年の課題がイメージできるようにしています。作品のうまい下手というよりも、感性の部分を大事にしたいと思っています。

書写

書くことの楽しさ、創ることの喜び

書写

本校の書写の特色は本来の書写の内容(日常使用する文字を正しく整えて速く書く)に加え、芸術的な要素を含んだ創作活動にも力を入れているというところです。うちわやカレンダーに思い思いの言葉を書き、それに合った色づけをしたり、絵を描いたりして作品を仕上げます。自分の考えをもとに自由な発想で作品作りができるので生徒たちは楽しく生き生きと取り組んでいます。出来上がった作品はどれも個性豊かなものばかりで、文化祭で発表したり校内に展示したりして多くの人に見ていただいています。このような創作活動を通して、書くことの楽しさ、創ることの喜びを感じ、心を豊かに成長させてほしいと思っています。

技術・家庭

さまざまな実習を通して実践的に学ぶ

技術・家庭

中学の技術・家庭では将来自立する日のために必要な知識と技術を学びます。衣食住はもちろん、家族、産業技術、エネルギー、栽培、情報など、生活に関わる分野は広く内容も様々です。「衣生活」では手縫い、ミシン、編み物の基礎、「保育」ではおもちゃ作り、「食生活」では調理実習、「情報」ではコンピュータ実習など、たくさんの実習を経験することで実践的に学びます。また、実習を通して学んだことを裏付ける知識も同時に学び、豊かな生活を営む力を育てます。

保健体育

保健体育

世の中に立ちてかひある人を目指して~実践から理論そして共働~

体育では、さまざまな種目を行います。バレーボールやバスケットボール、サッカーなどの球技は基礎の技術習得から自分たちでゲームを運営できるところまでを目標にしています。水泳や体操も含め、生涯を通じてスポーツに親しむ習慣を身につけて欲しいと考えています。本校の特色でもあるダンスの授業は、基礎の身体の使い方からグループでの作品創りまで行い、曲選びや衣装の製作、タイトルの付け方まで仲間と協力しながら創り上げていきます。体育は楽しみ汗を流すだけでなく、工夫や周囲との協力、自他の安全確保などさまざまなことを学びます。保健の授業では、現代社会に必要とされるグローバルな視点や力を養うべく実践的な内容に組み替えています。中でも 応急手当の実習は学年をまたがり、身近なケガや病気に対する理解や手当から、心肺蘇生に関わる実習までを厚く実施し、命の大切さや自分にできることを行うことで社会の中での役割を考えていきます。学校として推進しているDDP(ディスカッション、 ディベート、プレゼンテーション)の能力を養うため、中学ではSDGs(持続可能な開発目標)の調べ学習からレポートの書き方、プレゼンテーションの仕方を学びます。

伝統文化にふれる

1年で筝曲・礼法、2年で華道、3年で茶道など日本の伝統文化にふれる機会を設けています。女性らしい立ち居振る舞いやマナーを身につけるために、それらの体験実習を通して、単に作法を学ぶだけでなく、日本文化の精神を学び、国際社会でも通用する品格や教養を身につけることを目的としています。日本文化を学ぶことで日本人としての誇りを持ち、国際社会でも堂々と発言できる女性になってもらいたいと願っています。

伝統文化にふれる
伝統文化にふれる

多彩な授業とプログラムで 興味の輪が広がりました!

小学生の時に参加した学校説明会で、校舎の明るい雰囲気や先輩方の優しく温かい姿に魅了され入学を決意しました。入学後もその印象は変わらず、クラスや学年の垣根を超えて交友関係を広げています。
十文字に入学して感じるのは、興味の輪の広がりです。入学後オリエンテーションで富士山の青木ヶ原樹海を訪れたことが特に印象に残っています。ガイドの方に説明していただきながら樹海を探索し、森林のでき方を学びました。これまで触れることのなかった自然の偉大さを体感し、自然や生物の分野についてより深く知りたいと思いました。これからもさまざまな経験を通じて、自分の興味関心を広げていきたいです。

1年生 R.Sさん

お互いを尊重しているからこそ、自由に挑戦できる環境です!

十文字にはさまざまなことに挑戦できる機会が数多くあります。私は中学1年次の英語の授業で、200人の前で発表をしました。聞き手に伝わりやすいように言葉の強弱や身振り手振りを工夫し、人に伝えることの難しさと奥深さを味わいました。もともと人前で話すことが苦手でしたが、この経験で大勢の前で発表する度胸を身に付けられたと感じています。
中学2年生では、4月に就任した中央委員会の副委員長として、より良い学校づくりに貢献することが目標です。日々の学校生活から同級生が困っていることを見つけて、積極的に改善策を提案しています。全校生徒が学校生活を過ごしやすくなるよう、リーダーシップを磨いていきたいです。

2年生 S.Sさん

先輩・後輩、卒業生の距離が近く心強い存在です!

十文字中学・高等学校は、中高一貫校だからこそ学年分け隔てなく先輩と後輩のつながりが強いところが魅力です。私が所属しているテニス部でも、困ったことがあると気軽に先輩に相談できる環境があります。特に進路の面で先輩は心強い存在です。現在高校3年生で医学系大学への進学を目指されている先輩の姿に憧れ、元々関心のあった医学・研究系の道へ進もうと決意しました。また縦のつながりは卒業後にも続いており、コーチとして部活の指導に来てくださるOGの方にも進路の相談に乗っていただいています。来年からは理数特選コースに進んで、部活動に全力で取り組みながら外部試験などの勉強にも熱心に励みたいです。

3年生 S.Mさん

各学年の学び

高校でのステップアップした学び

中学で培った力をバネに、未来に向けて一歩踏み出す

新たな仲間と出会い、自己を知り、何かに熱中する楽しさを味わった中学3年間。そこで培った力をバネに、高校ではよりステップアップした学びを得ます。社会の一員としての自覚を強め、なりたい未来の自分を実現するために人間性を高めましょう。

リーダーシップを発揮

中学生までとは異なり、集団を引っ張る存在として、高校ではよりリーダーシップを発揮します。部活動や生徒会活動などで役割を果たし、自分のことだけでなく、周囲や組織のことを考えられる視野の広さや責任感を育みます。

具体的な取り組み

  • 立会演説会
  • 生徒大会
  • スピーチコンテスト
  • 企業や地域を対象としたプレゼンテーション

社会とのつながり

自分の社会の中の位置づけをより具体的に考えるために、学外連携による学びを通じて、社会の仕組みを理解します。卒業後、社会で活躍できる女性になるために、社会を知り、自分がどう関われるかを考え、実現したい未来を思い描きます。

具体的な取り組み

  • 高大連携特別授業
  • 科学者の卵養成講座
  • 全国高校教育模擬国連大会
  • 量子研、理研訪問
個性を伸ばす高校3コース制について

各教科の取り組み

英語

4技能をバランスよく、身に着けることが目標です。日々の授業を通して4技能の基礎をしっかり学び、英検などの外部検定試験にも挑戦します。放課後講習や夏期講習などでは、基礎をしっかり学ぶ講座から、難しい長文読解の講座、英検の級別の講座など、自分のレベル、目的にあった講座が受講できます。
ネイティブスピーカーは常時6名いて、授業以外でも様々なサポートをしてくれます。質問に答えてくれたり、英検の2次試験対策をしてくれたり...と、とても身近な存在です。年に1回開催される校内スピーチコンテストでは、原稿の添削、発表の練習、そして審査にまで関わってくれます。様々な活動を通し、オールラウンドな力を身に着け、大学受験、そしてその先の未来で役立つ力をつけていきます。

英語

国語

今、自己内外に対する鋭い批評精神を持ち、自ら社会に発信して行く人が求められています。確かな知識と深い教養に支えられた論理的な思考力と柔軟な発想力、そして自分の言葉で表現する力の育成が国語科の使命です。
2年までには、基本的な文章読解力・古典文法を修得し、3年からは、大学入試を見すえ、演習の時間で実践的な内容に入っていきます。また記述問題・小論文の添削を通して、書く力の錬成を実践していきます。

国語

数学

確かな学力を身につけるために

  • クラス、進度、習熟度に合わせた分割授業によって、効果的に学力を高めることができます。
  • 電子黒板を効果的に活用して、空間図形や軌跡といった図形分野でイメージしながら理解することに繋げています。
  • 小テストなどによって既習内容の定着を促し、理解できないままで授業が進んでしまうことのないように工夫しています。

より能動的に学習するために

  • 生徒同士が協力して問題を解決する活動(グループワーク)を多く取り入れ、授業を「受ける」のではなく、「参加する」姿勢を身につけます。
  • 自由に取り組めるプリント教材を準備し、主体的に弱点単元の克服を目指すよう指導しています。
  • 演習の授業では、解答できた生徒が他の生徒の前で説明し、その場で別解や質問などの質疑応答を行なうことで、より一層理解を深めて解決力を高めます。
数学

理科

『自分自身で発見し、解決する力を養う』

科学的な視点のもと、論理的に思考する力の養成を目標としています。そのためには、科学的な知識はもちろんのことですが、理科以外の様々な力が必要となります。例えば、数学の計算力や、国語の読解力、文章力、表現力などです。したがって、理科はどれも暗記だけの科目ではありません。理科は、自然界のあらゆる事象を論理的に解読する学問です。その観点に立ち、実験・観察を通して考えること、表現することを大切にして授業を展開していきます。このことは、理科の授業のみならず、他の教科の学習にも重要な視点であり、さらには、社会へ出たときにも必要とされる力だと考えています。

理科

地歴・公民

1年では世界史の視点から、日本史も含めた20~21世紀の近現代史を学びます。時々刻々移り変わる世界で起きている事件や紛争・戦争の根には近現代史上の対立や軋轢の積み重ねが大きく影響しており、そこに皆さん自身が、問題解決の糸口を見いだすことができるかもしれません。
現代社会では、現代に生きる高校生が近い将来に直面する社会問題について正しく理解し、その知識を使って考える力を身につけます。世の中にあふれる大量の情報の中から必要なものを正しく選ぶ能力は、やがて来る選挙権の行使にも重要な能力ですので、そのことも視野に入れて学習します。1年で「近現代史」「現代社会」を必修で学習し、2年では「日本史」「世界史」「地理」「政治経済」から、3年では「日本史」「世界史」「地理」「政治経済」「倫理」から選択します。高校生になると大学受験を意識して学習をすることになりますが、まず1年では現在に至る世界や日本の歴史・課題について学習して視野を広げます。2年以降は自分の進路にあわせた科目を選択し、3年で豊富な演習を通して実力をつけていきます。

地歴・公民

音楽

音楽

音楽の授業では、一番に表現力を身につけることに重点を置いています。音楽での表現は器楽と声楽の大きな二つの柱を軸に取り組んでいます。器楽ではリコーダー、トーンチャイムといった楽器を使用し、アンサンブルを中心に、個人からグループでの表現力を学んでいきます。音楽を利用し他とどのように連携を取っていくのかを体験し、表現の大切さを身につけていきます。
また声楽では原曲の原語を大切にし、英語歌曲は英語で、フランス歌曲はフランス語で、イタリア歌曲はイタリア語と多言語で歌っていきます。日本語では恥ずかしく言葉に出来ない内容でも原語では気持ちを込めて歌えるそのことが音楽での表現力をより高めていくことに繋がっていきます。
音楽を聞いて美しいと感じたり、美しいものや、よりよいものにあこがれ、それを求めていこうとする豊かな心。音楽を通した様々な活動は、主体的に学ぶ力を育てていきます。

美術

美術

美術の特徴としては、基礎の部分を一人ひとり丁寧に指導するということを心がけています。課題は進級するにつれ難易度を上げていき、徐々にステップアップしていけるような課題にしています。他人の良さに気づける感性を持った人間、人の気持ちがわかる人間を育てたいと考えて指導しています。自分の良さだけではなく、友達のいいところなどに気づきやすい課題を考えており、作品ができた段階でお互いに評価したりもしています。学校のいろいろな場所で、同じクラスの作品だけではなく、先輩の作品もたくさん展示しており、来年の課題がイメージできるようにしています。作品のうまい下手というよりも、感性の部分を大事にしたいと思っています。

書道

書道

1年では古典臨書を中心に筆使いの基礎基本をしっかり学び、2・3年では創作を主に行います。うちわやカレンダー、刻字、蒔絵など、生徒が楽しく取り組めるよう、様々な表現形式を用いて、創作活動を行っています。作品を制作する際は、生徒が自分自身の心に響く言葉や語句を選び、自由な発想で表現します。自分の思いを込めて書いた作品は生き生きとして味わい深いものになり、生徒の満足感も大きいようです。感動した言葉を書作品として表現する楽しさや喜びを味わい、書道を愛好すると共に心を豊かにしてほしいと思います。週に2時間だけですが、自由に楽しく自分を表現できる時間はとても大切だと思っています。

家庭

家庭

家庭基礎では自立して生活していくために必要な基本的・基礎的知識と技術の習得を目指します。生まれてから一生を終えるまで、わたしたちは多くの人とかかわりながら、数えきれないほどの食事をし、家や衣服を手に入れて整え、生活します。乳幼児期から高齢期までのライフステージ毎に、他者への関わり方や自分自身の生き方を考え、変化する社会に対応しながら、生活を豊かに送る力の基盤を作ります。

保健体育

保健体育

体育では、様々な種目のスポーツを行います。バレーボールやバスケットボール、サッカーなどの球技やハードルなどの陸上競技、生涯を通じて運動を楽しむという観点から水泳やテニス、バトミントン、卓球などの種目も実施します。また、表現力や創造力を養うダンスは、基礎から、グループでの作品創りまで行います。
保健の授業では、現代社会に必要とされるグローバルな視点や力を養うべく実践的な内容に組み替えて行っています。中でも応急手当は身近なケガや病気に対する理解や手当から、心肺蘇生に関わる実習までを厚く実施し、命の大切さや社会の中での自分の役割を考えていきます。また、学校で推進しているD.D.P(ディベート、ディスカッション、プレゼンテーション)を授業に取り入れ、身近な問題や時事問題をテーマに効果的なプレゼンテーションの実践や他人の意見を聞いた上で他人を説得する論理を組み立てる事も学びます。

情報

情報

この教科はコンピューター技術だけを学ぶのではなく、情報収集・情報整理・情報発信など情報活用の実践力を育成する教科です。プレゼンテーションの技術を学び実習するだけでなく、同時に情報社会の一員としてのルールやマナー(著作権・有害情報・個人情報の保護など)も身につけます。

小論文の作成を通じて、「自分なりの視点」を育む

小論文の授業では、各教科で学ぶ知識を基にして説明文や論文などの主旨を理解するとともに、その上で自分なりの意見や感想を適切な文章にして客観的に表現するということを学習のねらいとしています。ディスカッションを通じ、他者の視点も学びつつ、理解力、論理的思考力、文章表現力などから成る「総合的な学力」を養成します。
日常生活の中から生まれた問題意識をちょっと外側に向けた瞬間、広い「世界」が見えてくる。そして、自分自身の言葉で発信することにより、「私の論点」が生まれる。生徒が自分自身で世界を見つめ、切り開く手助けをしたいと思っています。特に、AIやロボットなど時代の変化に関するテーマにも迅速に対応しています。

小論文の作成を通じて、「自分なりの視点」を育む