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【中3・高2】卒業生講演会を開催しました
12月16日(月)、本校卒業生の石川みくりさん(国立研究開発法人 科学技術振興機構 職員)をお迎えし、中学3年生と高校2年生を対象に、進路や将来について考える「卒業生講演会」を開催しました。
幼少期から博物館などに足を運ぶ機会が多く、環境や生態に強い関心を持って育った石川さん。中学時代に「科学者」という職業を知ったことをきっかけに、生物科学者を志すようになったとお話しくださいました。
講演の前半では、中学・高校時代をどのような意識で過ごしていたのかについてお話がありました。在学中はマンドリン部に所属し、部活動と勉強を両立しながら、常に上位の成績を維持していた石川さん。日々の学習への向き合い方や、学校生活で大切にしていたことを振り返りながら、当時の経験を具体的に語ってくださいました。
後半では、大学の選び方や大学での学びについてのお話がありました。大学では弓道部に入部し、部活動にも積極的に取り組む一方で、環境科学に関する授業が充実していたことが、学びへの大きな刺激になったとのことでした。
さらに大学院での研究生活についても触れ、周囲の学生のレベルの高さに圧倒されながら研究に取り組んだことや、英語での発表に苦労した経験など、研究活動の中で直面した困難についても率直にお話しいただきました。
生徒たちは、石川さんの具体的な経験談を通して、自身の将来や進路について考えを深めながら、熱心に耳を傾けていました。
大学院修了後は、建設環境コンサルタントとして7年間勤務し、現在は日本科学未来館で活躍されています。石川さんのキャリアは、生徒たちにとって大きな刺激となりました。講演の最後には、「主体的に行動することの大切さ」というメッセージが送られました。
また、質疑応答では、「就職活動で大変だったことは何ですか」「ご自身の長所は何ですか」などの質問が生徒等から寄せられ、石川さんは一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
今回の講演会を通して、生徒たちは将来に向けて、今何を大切にして学校生活を送るべきかを考える、貴重な機会となりました。