校長挨拶・教育目標

校長挨拶・教育目標

校長挨拶

自分の可能性を磨き、自立した女性に

校長 横尾 康治

1922年、学びたいと願う女性に教育の機会を与えるべきという強い想いで本校が設立されました。女性が教育を受けることが困難な時代にあって、志を持つ女性が何とかして学びたいという熱い想いで門を叩いたのです。

時を経て、歴史の変遷とともに子どもたちの学習観には大きな変化が生じてきました。高度経済成長で大量生産が求められた時代は、マニュアルを忠実に守り、効率を重視し、システマティックに行動できる人材が求められていました。しかし、近年のようにVUCAの時代と言われるような混沌とした先の見えない時代では、発想力や決断力が求められ、柔軟であり独創的な発想を持った人が必要とされています。マニュアル通りに行う作業はAIが取って代わるようになり、自分で考え、判断し、行動できる人材が求められているのです。

十文字が目指す教育は、本来人間が本能的に持ち合わせている「学びたい」と想う気持ちを刺激し、引き出す教育です。十文字は、生徒の主体性を伸ばし、先の見えない社会を自分で切り拓く力を育成しています。

校長 横尾 康治

教育目標

主体性の伸長

勉強や学校行事、クラブ活動などあらゆる場面において生徒の主体的な姿勢を大切にします。生徒の「学びたい」「やってみたい」という意欲を刺激し、引き出す教育を目指します。

基礎学力の徹底

さまざまな学習の基礎となる知識や技能の習得を重んじ、生徒一人ひとりの学力に合わせた丁寧な指導を行います。学習習慣を定着させ、生徒のやる気を導きます。

社会性の涵養

世の中の役に立てる女性になるため、協働する力や問題解決力、グローバルな視野など社会とのつながりの意識を育みます。さまざまな機関との連携を通して、学びの場を学外にも広げます。

育てたい資質・能力(コンピテンシー)

挑戦力

失敗を恐れず挑戦することで出会う自分の新たな可能性。自分の力を発揮し、仲間を巻き込みながら挑戦する力を育てます。

創造力

社会に新たな価値を提供するために必要なのは枠を超えた創造性。自分ならではの視点や他者の立場を尊重した発想を大切にします。

表現力

考えや感情を相手に伝え、人の心を動かせる人を目指します。発表の機会や発信の場を多く設け、豊かな表現力を養います。

自己肯定力

ありのままの自分を認めることは、自信あふれる前向きな姿勢につながります。自分の長所を見つけ、他者を尊重できる心を育みます。

傾聴力

仲間と信頼関係を築き協調する上で、話を聞く能力は大切です。相手の意見に耳を傾け、深く理解できる力を身に付けます。

共感力

相手の立場に立って気持ちを想像し思いを共有する。人間関係を築くために欠かせない共感力を磨きます。