お知らせ

十文字中学・高等学校生徒の皆さんへ (橋本ヒロ子)

女性と少女をエンパワーする国連組織UN Womenが発表した2021年4月21日のニュースでは、4月22日の「ICTにおける少女国際デー」を祝う内容でした。‎4か国の若い女性の次のような活動を紹介しています。

  1. アフガニスタンで、オープンソースの人工呼吸器を作り、コロナ治療に貢献したソマヤ
  2. ケニヤでネットいじめに対する活動をしている大学の22歳の学生委員会副委員長キャシー
  3. チリの17歳の少女で、北京⁺25のユースタスクフォースのメンバーでユースフェステイバルの基調講演者であり、少女や若い女性のネットワークを作ったジュリー
  4. ジョージアにおける子ども婚と戦うためにICTを活用しているマリアム

 

そのうち、アフガニスタンのソマヤとジョージアのマリアムを、私が理事をしている「国連ウイメン日本協会」のネットの掲載記事用に、日本語に翻訳しました。十文字の生徒の皆さんにも是非読んで欲しいと思いました。

皆さんの中から一人でも多くの生徒がICTなどSTEMの領域に進むように願っています。

 

ICTで世の中を変えている若い女性たち

 

4月22日の「ICTにおける少女国際デー」は、ICT分野の女の子を祝福して、技術教育とスキルトレーニングをサポートし、より多くの女の子と若い女性がSTEMのキャリアを追求するよう奨励する日です。

‎ますますデジタル化する世界経済では、ジェンダーデジタル格差は少女と女性の権利に深刻な影響を及ぼしています。このギャップを埋めるためには、少なくとも次の3つのことが起こる必要があります:①デジタル技術への平等なアクセスと女の子と女性のためのインターネットの促進。②ICTスキルを構築するために女の子と女性の奨励・投資。③女性と女の子が技術のリーダーシップの役割を取ることを可能にすること。‎

STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)の領域で活躍している女性・少女はまだ少なく(日本は特に少なくて世界の先進国グループで最下位です。日本政府もSTEM分野の女性を増やすように頑張っています。)

女性と女の子はまだSTEM分野で過小評価されています。しかし、世界の問題を解決し、地域社会をつなぐために、頑張っている女性、特に若い女性達がいるのです。

 

アフガニスタンでオープンソースの人工呼吸器を開発したソマヤ

‎COVID-19パンデミックのために人工呼吸器が不足していたため、ソマヤ・ファルキとアフガニスタンの女の子のロボティクスチームは、国の医療システムをサポートするために人工呼吸器を開発しました。‎

‎ 「前ヘラト州知事は、オープンソースの人工呼吸器を開発するための挑戦に私たちのチームが参加することを依頼してきました。私たちは市場へのアクセスが制限され、適切な材料も持っておらず、旅行の制限があり、予算さえありませんでした。それでも、私たちはコーチ、専門家、メンターの助けを借りて依頼に応じることにしました」と‎‎ソマヤは言います‎‎。

MITデザインに基づいたオープンソースの人工呼吸器を設計しました。そして、若い女性にチャンスがあれば、彼らの生活や地域社会を変えることができるということを証明しました。‎

‎ソマヤにとって、STEMで他の女の子を支援し、業界の平等への道を開くのが最優先事項です。そして、それは自分のような女の子と若い女性の夢と野心をサポートし、奨励することでもあります。‎

‎「若い世代は未来であり、誰にでも役立つクリエイティブなアイデアが沢山あるので、若い世代にインプットさせることは重要です。自分の夢を信じる人は、人生を変えることができます」と、彼女が言います。‎

 

ジョージアにおける子ども婚と戦うためにICTを活用するマリアム

 

マリアム・ロムタッゼが幼い頃、科学技術は女の子には合わないと言われました。それでもSTEMへの彼女の関心は続き、むしろ、そのような批判は、マリアムが男女平等活動を始めるきっかけになりました。現在は、ジェンダー不平等をなくすために科学技術スキルを

活用しています。‎

‎ 17歳の時、マリアム‎‎は国連女性が主催するハッカソン(プログラマーたちが集まり、集中的にプログラムを開発するイベント)に参加‎‎し、ジェンダーデータを自分の目で確認しました。彼女と彼女のチームは、ジョージアのほとんどの州で非常に多くの女の子に起こる早期・強制婚に焦点を当てました。‎

‎ 「ジェンダーデータを革新的で理解しやすい方法で提示することは、ジェンダー不平等のような重要な問題に対する人々の意識を高めるのに役立ちます」とマリアムは言います。「男女平等の問題を目にする人が増えるほど、長続きする解決策を見つけやすくなります」‎‎ マリアムのチームは、早期・強制婚が、女の子のキャリア見通しに障害となる状況を示すアプリを作成しました。ジョージア州のすべての異なる地域における若い女の子を代表するキャラクターをみせるアプリでは、ユーザーはおとぎ話のヒロインとしてプレーし、多くの場合、「結婚後が幸せ」にはならない彼女たちの将来を再生するために、異なる生涯のシナリオにたどり着くような質問に答えます。ユーザーは女の子の異なる生涯のシナリオをゲームで体験でき、彼らは早期・強制婚をしないことにより、幸せな人生になる方法を見つけます。‎

‎”‎‎早期・強制婚について、まず皆で話すことが、それを解決するための出発点です」とマリアムは言います。「また、早い段階で結婚した、または早期・強制婚の脅威に直面している女の子にあなたは一人ではないということを理解させることも重要です。」

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