文華高等女学校開校学園創立100周年新校舎完成十文字中学・高等学校 校長横尾 康治学校法人十文字学園 理事長 十文字 一夫Jumonji Senior High School22 1922年、学びたいと願う女性に教育の機会を与えるべきという強い想いで本校が設立されました。女性が教育を受けることが困難な時代にあって、志を持つ女性が何とかして学びたいという熱い想いで門を叩いたのです。 時を経て、歴史の変遷とともに子どもたちの学習観には大きな変化が生じてきました。高度経済成長で大量生産が求められた時代は、マニュアルを忠実に守り、効率を重視し、システマティックに行動できる人材が求められていました。しかし、近年のようにVUCAの時代と言われるような混沌とした先の見えない時代では、発想力や決断力が求められ、柔軟であり独創的な発想を持った人が必要とされています。マニュアル通りに行う作業はAIが取って代わるようになり、自分で考え、判断し、行動できる人材が求められているのです。 十文字が目指す教育は、本来人間が本能的に持ち合わせている「学びたい」と想う気持ちを刺激し、引き出す教育です。十文字は、生徒の主体性を伸ばし、先の見えない社会を自分で切り拓く力を育成しています。理事長メッセージ振り返れば、1922(大正11)年に東京の巣鴨の地で、文華高等女学校として産声をあげた十文字学園は、昨年創立100周年を迎えました。創立者である十文字ことは、幼い頃からの向学心を我が一身にとどめることなく、「もっと勉強して活躍したいと願う女性が一人でも多く学び、社会で羽ばたけるよう、なんとしてでも立派な学校を作りたい」という大志をいだきました。そして戦前戦後を貫くこの激動の一世紀を乗り越えて、現在巣鴨に十文字中学・高等学校、埼玉県新座市に十文字学園女子大学、十文字女子大附属幼稚園が運営され、約5,000名が学んでいます。そして卒業生はすでに約80,000名を数えるまでに至っています。今、私たちは、学園歌「身をきたへ 心きたへて 世の中に たちてかひある 人と生きなむ」に込められた教育理念を見つめ、さらに「変わらぬものの価値」「変わるものの価値」の選択眼を持って、新しい時代に柔軟に対応できる女性教育に突き進んでいく覚悟です。そして、「女性活躍社会」と「人生100年時代」という日本の進むべき未来に向けて、新しい時代を築く萌芽をふくらませる最大限の努力を重ねていく所存です。100周年記念式典自分の可能性を磨き、自立した女性に沿革1948十文字高等学校開校1947十文字中学校開校1937十文字高等女学校に校名改称100年を超え、新しい時代に柔軟に対応できる女性教育に突き進んでいく系列校のご案内1966十文字学園女子短期大学開学1968十文字短大附属幼稚園開園1996十文字学園女子大学開学Principal'sMessage
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