卒業生の声

合格体験を聴く会

先輩から後輩へ受け継がれていく、“頑張れ!”の気持ち

これから受験に向かう在校生にとって、自分たちと同じ環境で過ごした先輩たちのアドバイスほど、糧になるものはありません。本校のOGたちは後輩に対して学習方法や受験期の心がまえについて惜しみないアドバイスをしてくれます。毎年の多方面への進学成果は、まさに先輩と後輩の絆によって生まれたものです。

OG’s Voice

森吉蓉子さん 慶應義塾大学 環境情報学部

自分の絶対的な強みは、文章を書くことである、そう信じて、私は慶應の試験会場へと向かいました。試験終了後、目を伏せると戻らない時間がいたずらに流れ、目を上げるとそこには見てくれと言わんばかりの光が溢れていました。これからはどうしたら社会に貢献できるのかについてしっかりと学び、決して威張らず、芯の強い人間でありたいと思っています。

山本鈴子さん 上智大学 文学部

十文字の良いところは、明るい雰囲気と先生達同士や先生と生徒との関係が良い所だと思います。そのおかげで十文字では大学入試に必要な基礎知識を知らないうちに身につけることができました。大学では西洋史を学びたいと思っています。留学もして自分の視野を広げたいとも思っています。

中原和佳子さん 上智大学 総合人間科学部

私は高3の7月まで部活を行っていましたが、部活を通して最後までやり抜く精神力など、受験や人生にもつながる大切なことを学ぶことができました。将来は、誰に対しても平等に幸せを与えられるような人になりたいと思っています。

錦朋花さん 早稲田大学 文化構想学部

大学では、様々なことを広く学び、自分が本当にやりたいことを見つけていきたいと思っています。十文字の環境は、自分の中にあった学問への興味を発見し、実力を伸ばして行くには最適だと思っています。皆さんも自分の興味を探してみませんか。

塩田亜実さん 早稲田大学 商学部

学習面では、自分に何が必要であるかを常に考えるようにしていたので、計画性と自分で解決する力が身に付きました。文化祭では責任者を務め、リーダーシップや協調性など、社会に出て必ず役立つ力を身につけることができました。6年間十文字に通って本当に成長できたと思います。

佐野陽香さん 早稲田大学 文化構想学部

マンドリン部に入っていたおかげで、勉強面では諦めない気持ちや計画の立て方など役立つ事も学びました。参考書で調べても分からない所などは先生に質問し、先生は真摯に向き合ってくださいました。十文字での経験を活かし大学では色々な事に挑戦していきたいです。

柳堀まどかさん 早稲田大学 教育学部

大学では、伝達手段としての「コトバ」の歴史とこれからについて学びたいと思っています。デジタル時代の現在でも、物事を伝えるということは、唯一アナログで永遠に残るものだからです。自分の興味ある分野に意識を向けさせてくれたのは、十文字の環境のおかげです。日々感謝して勉学に励もうと思っております。

 

 

大学生OG Interview

鈴木先生:入学前のお忙しい時期と思いますが、本日はありがとうございます。早速ですが、十文字の6年間で、思い出や印象に残ったことを教えて下さい。
村上さ:朝の自彊術体操と、学校の設備・施設のきれいさは印象的です。特に思い出深いのは修学旅行です。きれいなところもたくさん見ましたが、ひめゆりの塔など、戦争跡地の方が鮮明に記憶に残っています。
酒井さん:中3のオーストラリア研修です。約40人ずつシティポイントとカンタベリーの2か所に分かれて研修を受けました。私はシティポイントでした。
吉本さん:大惨敗した運動会です。悔しいというより、あまりにひどかったので、笑ってしまいました。
鈴木:相当ひどい負け方だったので記憶に残ってしまったのですね。

鈴木:吉本さんは高知大の医学部医学科、酒井さんは筑波大の理工学群、村上さんは千葉大の園芸学部に進むわけですが、志望校決定の過程と、思い描く将来についてお話を頂けますか。
吉本:人の役に立ちたいと考えていたのですが、最も社会や人の役に立てるのは医師だと思い立ちました。自分の夢が叶えられる上に学費負担が軽いので、大変感謝しています。現代は貧富の差が拡大し、貧しさから医師にかかれない人もいます。その人たちを救う医療に貢献したいと思います。
鈴木:いつ頃その気持ちが明確になったのですか。
吉本:高3の初めは漠然としていましたが、夏休みに自分で勉強する中で、その気持ちが強くなってきました。
鈴木:勉強しながら「こうでありたい」という気持ちを固めたわけですね。では酒井さんはどうですか。

酒井:はじめは文系の研究を志望していましたが、中3の頃、社会が苦手なことと、偶然調べた機械のことに興味を持ったことから、方向転換しました。勉強でもスポーツでも人が物事を継続するのは大変なことですが、その困難を軽減できるような機械を作りたいと思っています。
鈴木:本好きなことは知っていましたが、いろいろ考えた上での決断だったのですね。では村上さんはどうですか。
村上:やりたいことはたくさんありましたが、志望校を選ぶうちに、千葉大の「ランドスケープ」という考え方に出会い、とても興味を持ちました。緑地をテーマに、工業化・近代化が進む中での緑地のあり方を研究するのですが、「緑を絶やさない」ことに自分の力を生かしたいと思います。
鈴木:「ランドスケープ」というキーワードがあったのですね。

鈴木:皆さん見事に難関国立大学の合格を勝ち取られたわけですが、受験勉強での得意科目や不得意科目、そして不得意科目の対処法、また、失敗談や反省などがあれば教えて下さい。
村上:努力が実ったのは英語でした。
鈴木:もともと英語が好きだったのですか。
村上:そうではないのですが、勉強するうちに面白くなりましたので、自分に合った科目と思っています。
鈴木:理科はどうですか。
村上:楽しかったので続けられましたが、難しかったので大好きとまでは言えません。
鈴木:楽しかったから頑張れたということですね。
酒井:中学の時「数学ガール」という本を読み、数学に興味を持ちました。
鈴木:興味を持ってやっているうちに面白くなり、最後までやり切れたということですね。理科はどうですか。

酒井:考え方を理解して覚えてしまえば応用が利きます。特に、考える筋道を教えて頂いた物理の先生に感謝です。
鈴木:物理には難しさもあるけれど、楽しさもありますね。
吉本:科目の得意、不得意は特にありませんが、それぞれの科目の中に得意領域と不得意領域があります。英語では文法は苦手でしたが、長文読解は興味深い話を読むことができるので楽しくたくさんこなせました。
鈴木:数学はどうですか。
吉本:数学の物理と関連する分野は得意でしたが、数論的な分野は苦労しました。

鈴木:でも自分なりにこなしていったということですね。理科はどうですか。
吉本:化学は高3になるまでにほぼ仕上がっていたのであまり苦労しませんでしたが、物理は仕上がりが遅く、高3で授業を受けながら仕上げました。授業に食らい付いていくことしか考えていませんでした。

鈴木:得意科目は自分でどんどん進め、不得意科目は遅れたけれどもしっかり穴埋めしたということですね。厳密にいえば足りなくても、受験に対応できるレベルまで到達できたわけですから成功と言えますね。酒井さんは勉強するうえで気を付けた点とか、苦労した点とかありますか。
酒井:英語が不得意なので過去問を分析したところ、内容は教科書レベルの物理でした。そこで、物理の教科書を読み、日本語で理解したうえで英文読解に取り組みました。
鈴木:不得意科目は自分なりに対策を立てて臨んだということですね。
村上:勉強でつまずいた時は、基礎の最初の問題を解いてみました。結構間違えるので、そこから基礎固めをして弱点を埋めていきました。
鈴木:三人とも同じように、基礎を固めることを心掛け、授業もしっかり受けていたということですね。大学でも同じように「初心に戻る」、「基本を固める」という気持ちを持って勉強して下さい。

鈴木:三人は理系学部に進学しますが、国立大学に合格したわけですから文系科目も勉強してきました。振り返って、自分は文系の方だったと思うことはありますか。
村上:文系だったと思います。数学と理科ではだいぶ苦労しましたから。ですが、私は中学生のころから数学を使って受験したかったので、意志を貫きました。
鈴木:最近は大学でも文理にまたがる分野の学部も出てきているので、理系文系に偏らず柔軟に進路を考えていくこともできますね。
酒井:初めにたまたま興味を持ったのが数学だったことで理系になりましたが、理系とか文系とか考えていませんでした。筑波大学は興味があれば他の学部の授業が受けられるので選んだので、まだ、理系とか文系とかに縛られずにいたいです。
鈴木:道がまだ広がっているわけですね。吉本さんはどうですか。

吉本:完全に理系だと思います。
鈴木:私もそう思っていました。でも、三人とも文理を問わず十分活躍できる力をお持ちだと思います。

鈴木:十文字の先輩として、リケジョを目指す十文字の後輩たちにアドバイスをお願いします。
村上:理系は数学・理科で女の子の苦手な領域の力が必要となります。一度遅れると苦手意識が出るので、興味があるなら得意になれるように工夫して下さい。それが無理なら、周りの力を借りてでも最後まで諦めずに勉強をして下さい。
鈴木:興味を持ったら困難に打ち勝つ努力も必要ということですね。
村上:はい、脱落したら終わりですから、そうならないようにして欲しいです。
鈴木:酒井さんはどうですか。
酒井:興味がないと続きませんから、理数ピアに行くとか、興味を持つための工夫をして下さい。
鈴木:理数ピアというのは、十文字のサイエンスパークの拡大版みたいな、理数系の紹介をしてくれる博物館みたいなものです。興味を持てるなら、そういう場所を探して利用してもよいですね。では吉本さんはどうですか。
吉本:数学・物理・化学をやっていて感じたのは、国語の力も必要だということです。物理には公式を国語で覚えることもありました。自分は理系の人間ですが、国語もしっかり取り組みましたので、頭を固くせず、いろいろな勉強に取り組んでほしいと思います。
鈴木:理科系だからと言って理系科目だけやるのではなく、必ずつながりが出てくるので、文系科目もおろそかにしないということですね。皆さんから参考になる話をいただきましたが、私の学生のころと通じることも多いですね。

鈴木:最後に十文字の魅力を皆さんから伝えて下さい。
吉本:サッカー部、マンドリン部、水泳部、バトン部等、大きな大会で好成績をあげる人たちがたくさんいます。自分をしっかり持ち、一つの目標に向かって頑張る人たちが身近にいると、努力することの大事さがわかり、とても刺激になります。
酒井:読みたい本は希望すればそろえてもらえます。理系の本でもたくさん読むことができます。
鈴木:興味ある分野に繋げてくれる良い環境の図書館があるということですね。村上さんは・・・
村上:一言で言うと「女性らしさに満ちた環境」です。驕ることや偉ぶることがなく、いい意味で都会的な人がそろっていて、これは勉強の取り組み方・学校での生活・私生活すべてに感じられます。この環境はいい生活の中で育ってきた人たちだからできることだと思いますし、皆に共通することだと思います。
鈴木:皆さん十文字の生活を十分楽しんだようですね。本日はありがとうございました。

(2018.03)

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