十文字中学・高等学校
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JUMONJI 33酒井:考え方を理解して覚えてしまえば応用が利きます。特に、考える筋道を教えて頂いた物理の先生に感謝です。鈴木:物理には難しさもあるけれど、楽しさもありますね。吉本:科目の得意、不得意は特にありませんが、それぞれの科目の中に得意領域と不得意領域があります。英語では文法は苦手でしたが、長文読解は興味深い話を読むことができるので楽しくたくさんこなせました。鈴木:数学はどうですか。吉本:数学の物理と関連する分野は得意でしたが、数論的な分野は苦労しました。鈴木:でも自分なりにこなしていったということですね。理科はどうですか。吉本:化学は高3になるまでにほぼ仕上がっていたのであまり苦労しませんでしたが、物理は仕上がりが遅く、高3で授業を受けながら仕上げました。授業に食らい付いていくことしか考えていませんでした。鈴木:得意科目は自分でどんどん進め、不得意科目は遅れたけれどもしっかり穴埋めしたということですね。厳密にいえば足りなくても、受験に対応できるレベルまで到達できたわけですから成功と言えますね。酒井さんは勉強するうえで気を付けた点とか、苦労した点とかありますか。酒井:英語が不得意なので過去問を分析したところ、内容は教科書レベルの物理でした。そこで、物理の教科書を読み、日本語で理解したうえで英文読解に取り組みました。鈴木:不得意科目は自分なりに対策を立てて臨んだということですね。村上:勉強でつまずいた時は、基礎の最初の問題を解いてみました。結構間違えるので、そこから基礎固めをして弱点を埋めていきました。鈴木:三人とも同じように、基礎を固めることを心掛け、授業もしっかり受けていたということですね。大学でも同じように「初心に戻る」、「基本を固める」という気持ちを持って勉強して下さい。鈴木:三人は理系学部に進学しますが、国立大学に合格したわけですから文系科目も勉強してきました。振り返って、自分は文系の方だったと思うことはありますか。村上:文系だったと思います。数学と理科ではだいぶ苦労しましたから。ですが、私は中学生のころから数学を使って受験したかったので、意志を貫きました。鈴木:最近は大学でも文理にまたがる分野の学部も出てきているので、理系文系に偏らず柔軟に進路を考えていくこともできますね。酒井:初めにたまたま興味を持ったのが数学だったことで理系になりましたが、理系とか文系とか考えていませんでした。筑波大学は興味があれば他の学部の授業が受けられるので選んだので、まだ、理系とか文系とかに縛られずにいたいです。鈴木:道がまだ広がっているわけですね。吉本さんはどうですか。吉本:完全に理系だと思います。鈴木:私もそう思っていました。でも、三人とも文理を問わず十分活躍できる力をお持ちだと思います。鈴木:十文字の先輩として、リケジョを目指す十文字の後輩たちにアドバイスをお願いします。村上:理系は数学・理科で女の子の苦手な領域の力が必要となります。一度遅れると苦手意識が出るので、興味があるなら得意になれるように工夫して下さい。それが無理なら、周りの力を借りてでも最後まで諦めずに勉強をして下さい。鈴木:興味を持ったら困難に打ち勝つ努力も必要ということですね。村上:はい、脱落したら終わりですから、そうならないようにして欲しいです。鈴木:酒井さんはどうですか。酒井:興味がないと続きませんから、理数ピアに行くとか、興味を持つための工夫をして下さい。鈴木:理数ピアというのは、十文字のサイエンスパークの拡大版みたいな、理数系の紹介をしてくれる博物館みたいなものです。興味を持てるなら、そういう場所を探して利用してもよいですね。では吉本さんはどうですか。吉本:数学・物理・化学をやっていて感じたのは、国語の力も必要だということです。物理には公式を国語で覚えることもありました。自分は理系の人間ですが、国語もしっかり取り組みましたので、頭を固くせず、いろいろな勉強に取り組んでほしいと思います。鈴木:理科系だからと言って理系科目だけやるのではなく、必ずつながりが出てくるので、文系科目もおろそかにしないということですね。皆さんから参考になる話をいただきましたが、私の学生のころと通じることも多いですね。鈴木:最後に十文字の魅力を皆さんから伝えて下さい。吉本:サッカー部、マンドリン部、水泳部、バトン部等、大きな大会で好成績をあげる人たちがたくさんいます。自分をしっかり持ち、一つの目標に向かって頑張る人たちが身近にいると、努力することの大事さがわかり、とても刺激になります。酒井:読みたい本は希望すればそろえてもらえます。理系の本でもたくさん読むことができます。鈴木:興味ある分野に繋げてくれる良い環境の図書館があるということですね。村上さんは・・・村上:一言で言うと「女性らしさに満ちた環境」です。驕ることや偉ぶることがなく、いい意味で都会的な人がそろっていて、これは勉強の取り組み方・学校での生活・私生活すべてに感じられます。この環境はいい生活の中で育ってきた人たちだからできることだと思いますし、皆に共通することだと思います。鈴木:皆さん十文字の生活を十分楽しんだようですね。本日はありがとうございました。

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